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nori

4月 192010
 

R32スカイラインGTーRフューエルポンプ交換作業

私の世代ならスカイラインのGT-Rと言えばやはりR32型のGT-Rでしょう。

今回フューエルポンプの交換を行なうのはそのR32のGT-Rです。

まずはフューエルポンプの位置ですが、燃料タンクがトランクの下にトランク内のサービスホールより取り外しが出来ます。

CIMG2629.JPG

次にタンクの上の大きなキャップを回しフューエルゲージを取り外します。

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肝心のフューエルポンプは燃料タンクの底に取り付けられています。

CIMG2628.JPG

白く丸い筒のような物がポンプです。

ポンプはプラスチックのブラケットにてタンクの底に固定されているのですが、これを取り外すのに少しコツがいります。

こちらが取り外したポンプユニットですが、ブラケットの裏側に爪がついていてこれを押して斜め上方に抜き取ります。

ポンプが沈んでいる状態だと、ポンプの見える部分のちょうど後ろ側になるので、手探りで見つけないといけません。

CIMG2625.JPG

こちらはポンプを取り外し、残ったタンク側のブラケットです。

CIMG2626.JPG

こちらがポンプの全体で、配線があるのが見えます。

CIMG2624.JPG

取り付け時にはこの配線の取り回しを間違うと、燃料ゲージのフロートと干渉してメーターの誤表示の原因となるので注意が必
要です。

 

今回の整備はH4年式のGT-Rでしたが燃料ポンプが故障しのでは無く、故障する前にに交換しました。

お客様はこの車に愛着を持っておられ、修理が出来る限りずーっと乗る!との決意ですので、メカニックの私もとことん付き合おうかと思っております。

3月 312010
 

トヨタ純正ナビの日付調整

お客様の依頼はナビの日付がおかしいので見てほしいというものでした。

その車両は昨年に新車購入していただいたトヨタの車で、純正オプションのナビが取り付けられています。

このナビは朝一番などにエンジンを始動すると、その日の日付を「○月○日、○曜日です」というように音声案内します。

この日付がいつからかおかしくなってしまったとの事でした。

このナビにはカレンダー機能があり、それで今日の日付を確認します。

すると・・・

CIMG2661.JPG

日付が間違っているどころか、2029年というありえない年月日になっているではありませんか。

この写真のカレンダーは2028年12月の表示ですが、そこがこのナビのカレンダーの最高年月のようでこれ以上先のカレンダーのデータは無いようです。

何故こうなったかはさておき、とりあえず日付調整をしようと試みるのですが、そのような項目は見つかりません。

そこでふと思い出したのが、ナビのバックカメラの調整した時に、メーカーが行なう設定モードがあったという事です。

もしかしたらその設定モードなら調整が出来るかもしれません。

 

そこで特殊な操作を行い、そのモードの画面を呼び出しました。

バックガイドカメラ設定編参照

CIMG2662.JPG

この画面から「ナビ検査」→「GPS情報」と選択します。

すると日時設定が出来る画面になりました。

CIMG2663.JPG

なぜ日時設定がGPS情報なのかというのは、日時情報をGPSにより取得している関係からのようです。

日時を調整し作業完了となりました。

 

特殊な操作をしない限り日時が変えられないならお客様が故意に変えてしまう事はありえません。

そうなるとナビのプログラムに問題があるように思われます。

そこでこの件に関してディーラーに問い合わせてみました。

すると「何万回に1回くらいの確立で起こるバグみたいなもで、日時を直してもらえば大丈夫」のとの回答。

つまりそんな確率で起こる事にめぐり合えた私はラッキーだった?

・・・って普通に考えたらそんな事ありえないですよね。

1月 282010
 

トヨタ純正ナビマルチビューバックガイドモニターセットアップ

トヨタの車両で純正のいわゆるバックカメラ(トヨタではバックガイドモニターなど)が取り付けられている車両で、バッテリー交換やナビのカプラーを取り外したりすると、再始動の際「このナビを新しい車両に載せ替えましたか?」と聞いてきます。

そこで普通にい「いいえ」と選択すれば問題ないのですが、ここで「はい」と選択してしまうとバックガイドモニターの設定がリセットされてしまい、再設定が必要となります。

この再設定の方法なんですが、簡単に出来るものだと思っていましたが、ディーラーからセットアップの資料を取り寄せたところ。30ページにもなる大量のものでした。

つまりこのバックカメラの設定は、お客様が簡単に出来るものではなく普通はディーラーに頼まないといけないしろものですね。

という事なので今回は参考程度にバックカメラの設定の紹介したいと思います。

まずバックカメラの設定をするには、普通では入れない設定モードに入らないといけません。

そのモードへの入り方ですが、まず下のように画質調整画面を出します。

 

その画面の橙色の丸で囲った分部(普通なら何も反応しない場所)を上の丸から初めて、上丸→下丸→上丸→下丸→上丸→下丸の順にタッチします。

nabi1.JPG

すると下のようなサービス検査画面に入れます。

現在のトヨタ純正ナビ(ディーラーオプションも含む)はだいたいこの方法でいけるみたいです。

CIMG2505.JPG

そこから機能検査・調整に進み、カメラ設定を選択します。

CIMG2506.JPG

で、いよいよここからバックカメラの設定なんですが、ここからは説明が難しいので説明は省きます。

ちょっとだけ紹介しますと、下の写真のように十字の目標物を決まった位置に貼り付け、それを目標にしてバックカメラのガイドラインなどの位置調整を行ないます。

CIMG2503.JPG

今回紹介したバックカメラの設定ですが、基本的にはディーラーにお願いしてもらい個人で行なわないで下さいね。