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nori

9月 022009
 

スズキワゴンRスティングレーCVT4WD仕様車試乗レビュー

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販売されてから時間がたっているのでご存知の方も多いと思いますが、スズキの大黒柱であるワゴンRの兄弟車になります。

兄弟車なので外観や内装の違いを除けば基本性能はワゴンRと同じと思ってもらえればいいと思います。

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今回試乗したのはCVTでなおかつ4WDのノンターボ仕様というもので、雪に縁の無い地域ではマイナーな仕様で雑誌の記事などでも取り上げられる事は少ないと思います。

でも雪国である私の住む地域では主力商品となっています。

ちなみにうちの過去のワゴンRの新車販売は9割が4WDですね。

ということもあり試乗するならやはり4WD車だと思います。

 

まず気になるのは走行性能ですが、その中でも4WDなので加速性能はどうかというところですね。

先代のワゴンRの4WDを乗用車から乗換えられたお客様から、上り坂が上らん!壊れてない?って言われたという(笑)伝説もあります。

はたしてCVTと4WDで走るのか?という思いで試乗に出ました。

平地ではCVTも思った以上に違和感無く走れます。

問題の上り坂ですが、予想以上に走るやん!という感じでしょうか。

もちろんノンターボですのでグングン走る事は無いのですが、先代の4AT車から比べると確実に坂道の登りが良くなっています。

エンジンのパワーはそれほど変わっていないので、CVTミッションの恩恵が大きいように思います。

CVTの場合は無段変速なので常に最適なギア比を選択できるというメリットがあります。

ですから登りではそれなりにエンジン回転は上がっていますが、
4ATのようにシフトダウンで加速、速度が出るとシフトアップを繰り
返すようなギグシャク感がありません。

それがが坂道の登りの良さにつながっているのではないかと思います。

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今なら4WDでもCVTならエコカー減税の対象になる事を考えると、多少高くても4ATよりCVT車の方が買いではないかと思います。

 

 

 

 

8月 312009
 

DB9型ホンダインテグラZC型エンジン タイミングベルト交換


 

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分解前のエンジンルームです。

この状態ではタイミングベルトはカバーに隠れていて見えません

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パワステエアコン、オルタネータなどのベルトを取り外したあと、パワステポンプを取り外し横に避けておきます。

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クランクプーリーを取り外します。

ホンダ車の場合はクランクプーリーのボルトを緩める時に、プーリーを固定するのに特殊工具が必要となります。

プーリーに大きな六角が切ってあり、そこに写真上記右の特殊工具を入れるようになっています。

 

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タイミングベルトを覆っているカバーを取り外しベルトが見える様態になりました。

 

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ベルトを取り付ける際はクランクシャフトとカムシャフトのタイミングを合わせてます。

これが一コマでもズレているとエンジン不調の原因となります。

 

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これが取り外したタイミングベルトです。

ベルトに凹凸のコマがつけてある事により、クランクシャフトとカムシャフトのタイミングをキッチリとあわす事が出来ます。

このベルトが切れてしまったりすると走行中にエンジンが突然止まったり、最悪の場合エンジン破損となる場合があります。

そういう事故を防ぐ為に、タイミングベルトは国産車なら10万キロで定期交換の必要な部品に指定されています。

ただ、近年ではゴム製のタイミングベルトに代わり、基本的に無交換となる金属製のチェーンが使われるようになり、タイミングベルトを交換する機会が少なくなりました。

 

自動車コラム

 Posted by at 6:18 PM  車の話題と情報
8月 262009
 

                                 高速無料化でETCは不要になる?

今度の選挙で民主党が大勝し政権を取ればマニフェストに挙げている「高速無料化」により、高速道路が無料になれば、必然的にETC車載器も不要になるのでは?といううわさが出ています。

現状では民主党が大勝し政権交代の可能性は非常に高そうです。

そうなるとやはりETCはいらない?かと言えば、そうでもなさそうです。

民主党のマニフェストによると「高速道路の原則無料化」とうたわれ、実施については「2010年度から数年かけて段階的に無料化」との話もあります。

ですからたとえ民主党が政権を取ったとしても、すぐにETCが不要になってしまう可能性は低そうです。

 

 

7月 272009
 

試乗レビュー スズキ・ランディ編

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試乗レビューの第2回はスズキのランディです。

ランディって車種に聞き覚えの無い方もおられると思いますが、いわゆる8にん乗りのミニバンです。

ちょっと車に詳しい方ならご存知でしょうが、日産のセレナのスズキ版ですね。

スズキ自動車が日産からOEM供給を受け、スズキのエンブレムを付けランディとして発売しています。

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こんな言い方をすれば悪いですが、別にセレナを紹介しても同じです・・・と言ったらスズキの営業マンに怒られますね。せっかく試乗車を持ってきてくれたのに(笑)

試乗したのは2WDのGタイプです。

2000ccの排気量にCVTの組み合わせですが、1人乗車だと普通に良く走ります。

CVTも一昔の日産の車から比べるとCVT特有の発進時のもたつき感も少なくストレス無く走れます。

これが4WD車のフル乗車だとどうなるかわかりませんが、これだけ走るならそれほど問題は無さそうです。

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運転席もこんな感じで特に選り好みの無いデザインだと思います。

こういう車でやはり大切なのは後部座席の使い勝手でしょうか。

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セカンド(二列目)シートの足元スペースがこの状態で、サード(三列目)シートの足元スペースも十分確保されています。

セカンドシートが独立してスライドするのでサードシートの乗り降りも先代(セレナ)より楽ですね。

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サードシートを一番後ろまで下げた状態での荷室ですが、荷物はそれなりにつめる程度はあります。

サードシートが跳ね上げ式になっていて簡単に荷室を広げることが出来ますが、7人乗車以上だとそういう訳にはいきませんよね。

そこでこの車で見つけた隠し部屋がこれ。

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荷室の下にはゴルフバッグやベビーカーがスッポリ入るぐらいのスペースがあります。

ヘタすれば子供なら十分入れるんじゃ無いでしょうか。でも良い子はマネしないで下さいね(笑)

 

最後に感想ですが、エコカー減税や助成金の追い風もあり売れてるミニバンのナンバーワン(セレナだけど)のランディだけあって、抜かりなしといった感じでしょうか。

最大のライバルであるトヨタのノアと比較してみましたが、ハッキリ言って基本性能や機能はほとんど同じでした。

あとは好みの問題かと思われます。

でもこの車の最大のライバルは、やはり身内(セレナ)ですね。

7月 162009
 

ダイハツミラパワーウィンドウ動かず故障修理

平成12年式のダイハツミラ(L700系)の運転席パワーウインドウが動かなくなったとの事で入庫。

車両を調べてみると運転席のAUTOのあるスイッチが動きませんでした。

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実はこの型のミラやムーブは同じ種類のスイッチを使っていて、同様の不具合が多発。

これまでから何回か修理していたので調べるまでもありませんでした。

修理するには単純にこのスイッチを丸ごと交換すれば直るわけなのですが、問題はこのスイッチの値段です。

部品だけで18000円ほどします。

そこで分解して修理が出来ないか試みた事があったのですが、スイッチを動かすと力のかかるプラスチック部分が破損しているため、接着などでの修理が出来ませんでした。

仕方が無いので中古を探すも需要が多くて在庫が無く、その時はやむなく新品で対応しました。

 

金額の事などをお客様に問い合わせてみると、この車にあと何年乗るか解らないとの事です。

そこで今回は半応急的に別のスイッチを利用して運転席のパワーウインドを動かす修理をすることにしました。

その別のスイッチとは右リヤのウインドスイッチです。

右のリヤなら運転席から動かせなくてもそれほど不便は無いはずです。

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まずドアの内張りを分解し、配線が見えるようにします。

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パワーウインドウ系統の配線図で配線をどうつなぐかをチェック。

この配線図は修理業者が会員になれる整備振興会のインタネットサイトから、ダイハツのメーカー修理書の配線図をダウンロードし印刷したものです。

昔は修理書や配線図をいちいちディーラーに聞いてファックッスなどで送信してもらっていましたが、最近はこうやってネットで見れるようになり便利になりました(ただ閲覧料は有料ですが・・)

スイッチに入っている配線を切断しつなぎ替えます。

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黄緑、紫の右リヤウインドスイッチに行く配線を、桃、青赤の運転席ウインドモーターに行く配線につなぎ替えます。

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これだけでも右リヤスイッチで運転席のウインドを動かす事ができるようになるのですが、このままでは右リヤドアのスイッチも動かなくなってしまいます。

その対策として右リヤドアの残った配線をアースしておけば右リヤドアに付いているスイッチが使えるようになります。

その理由の説明は省きますがわかる人なら配線図をみればすぐに解ると思います。

これで右リヤのスイッチを使い運転席のガラスの上下が出来るようになりました。

その代わり運転席から右リヤガラスの操作が出来なくなったのと、あとオートもありませんね。

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これが問題のスイッチ部品です。

あまりにも故障台数と使用車両が多いため、安い価格設定の新品社外品まで出回っているようですが、純正補給品も価格を考えてもらいたいものですね。