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9月 022013
 

夏になると多いのがエアコン修理。

と言いたい所ですが、近年では車の性能が良くなりガス漏れ等での修理がめっきり少なくなりました。

そんな時、修理のご依頼をいただいたのはH10年式のトヨタチェイサーJZX100系のエアコン修理でした。

お客様によると故障箇所はすでに他社修理工場で見積もりしてもらっておられて、コンプレッサー不良の圧縮不足でエアコンが効かないという事までわかっておられました。

 

そこで再度当社の方でも故障原因を調べるため、エアコンのガスゲージをつなぎガス圧を測定。

するとガスはあっても低圧、高圧とも高く、確かに圧縮が無い状態のようです。

こうなるとやはりコンプレッサーの交換が必要そうです。

 

コンプレッサーの部品は、新品だと10万以上する大変高価な物ですが、今はリビルト品という新品再生品があり、そちらを使えば部品代は半額以下で済みます。

そこで当店でもリビルト品を利用した修理のお見積もりを提案させていただきました。

 

 

こちらが修理させていただいたお車ですが、フロントバンパーが外れていて、何の車だかわかりませんね(汗

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写真には写っていませんが、実はこの車にはバンパーの裏側に社外品の大型インタークーラーが装着されていまして、それも差作業の邪魔になるので取り外しました。

取り外した理由はこちら。

エアコン回路にあるゴミや湿気を取り除く、ドライフィルターがこの車の場合コンデンサーに内蔵されているためです。

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下から蓋をとり、下側にスコっとフィルターを抜き交換します。

こいつが取り外したフィルター。

鉄粉等の付着がなさそうなので、エアコン回路内に鉄粉等のダメージは無さそうです。あ~良かった。

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次ぎに肝心のコンプレッサーを取り外すわけですが、この車のコンプレッサー取り付けスペースの狭いこと。

インタークーラーからのエアダクトを取り外し、コンプレッサーを固定してあるボルトをなんとか取り外すことが出来ました。

その工程で一つコツがありまして、一本だけボルト止めではなくナットどめの箇所があり、そこのナットだけ外しても、横にずらすスペースが無く簡単に外れません。

そこでどうすればいいかと言うと、そのスタッドボルトを外せばいいんですね。

どうやって外すか?実は簡単です。ボルトの頭にちゃんとトルクスのボックスがかけれるようになっています。

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ちょっとしたコツで作業効率アップ!

その分工賃を安くするなどお客様に還元できますね。

 

こちらがコンプレッサーが外れた状態のエンジン。

下には簡単に抜けるようになっていますが、横のスペースが無いので取り付けボルト等の取り外しに手間がかかりました。

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新品(リビルトですが)のコンプレッサーを装着。

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配管類を元に戻し、ガス回路の真空引き及びガスチャージを行い、エアコンが良く冷えている事を確認し納車となりました。

 

ちなみに交換した古い方のコンプレッサーは、リビルト(再生)業者さんに返却します。

リビルト業者さんは、返却された部品を分解し悪い部分の部品を交換し、新たな商品として再生。

そうする事で商品の価格を抑える事が出来る訳なんですね。

 

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リビルトコンプレッサーの入っていた箱に、こんな言葉が書かれた紙が入ってました。

「リビルト品はコア返却が命です!」

ん~確かに。納得。

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