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1月 082014
 

ホンダ新型ヴェゼル試乗レビュー

年末から新年にかけてテレビCM等で話題になっている、ホンダ「ヴェゼル」に試乗してきました。

試乗させていただいた日は、ちょうど多くの方が正月休みの最終日となる5日。

話題性が高い車だけに、ディーラーも混み合ってるだろうなぁ・・と思い、出来る限り時間を遅らせて午後4時半ぐらいにディーラーさんにおじゃましました。

到着するとすでにヴェゼルの試乗車に、他のお客様と営業マンさんが乗り込み、試乗に出かけるところで、もしかしてその後にも試乗待ちの人がいるの?と心配してたら、これが帰ってきたら試乗できますとの事。

私の担当の営業さんによると、日中はもっと混雑してたそうです。

これを聞く限りこの車の注目度の高さがうかがえます。

待ち時間の間に、他の新型車であるN-WAGONやオデッセイを見学。

間もなくすると試乗車が帰ってきて、いよいよ私の試乗の番となりました。

 

 外観デザインはホンダのトレンドを踏襲

試乗車はパールホワイト色のハイブリッド車。

フロントフェイスはこの秋に発売された、新型フィットから始まり、オデッセイ、と同じ流れを組むデザイン。

結構個性的?とも思えるデザインも、今では普通に思えるほど、最近では各社個性を出したフロントマスクを採用してきているだけあって、この車もパット見た瞬間からすんなり受け入れられるデザインでした。

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こちらが斜めリア方面からの眺め。

フロントサイドからリアドア上方へと流れるラインが印象的。

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一瞬リアドアのドアハンドルはどこ?と思わせるデザインは、早くからアルファロメオ等が採用し近年では日産ジュークが採用した物と同じですね。

個人的には確かにスタイリッシュだとは思いますが、背の低い子供とか乗り降りする際には、ハンドル位置がちょっと高くなり不便です。

実際うちの息子(小3)をリア席にのせてみましたが、ちょっと開けずらそうでした。

まぁ、この辺は子持ちファミリーが乗る車じゃないよ!と割り切ってしまえる車なので、「全然問題ない!」とスマップ風?にホンダさんに言われると思いますが(笑)

 

 室内は航空機を思わせるセンターコンソールが特徴

外観を一通り眺めたところで、いよいよ運転席に乗り込みます。

室内に乗り込むと、レザー張りの内張りと、ピアノブラックのパネルが印象的なセンターコンソールが目を引きます。

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近年の車では、足元スペースを強調するため、シフトやパーキングなどの操作系をフロントパネルに移し、センターコンソールを排除するのが通常です。

しかしこの車は、いかにも!というセンターコンソールが壁のように(笑)そそり立っています。

そのセンターコンソールにはコントローラーのようなシフトノブと、電気式のパーキングスイッチなどのスイッチ類が配置されています。

このあたりは航空機のコックピットをイメージした作りで、運転する者の走りへのワクワク感を引き立てる狙いなんでしょう。

実際に運転席に座ってみると、包まれ感が走りのイメージを感じさせます。

またタッチパネル操作のエアコンパネルや、タッチパネルナビゲーション(メーカーオプション)、そしてパーキングまで電子制御化された操作系が、子供の頃に映画やアニメで見た近未来車が、まさに現実化されたと感じられました。

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走りはあくまでホンダ流?

それではようやく試乗へと出かけます。

今では当たり前となった、プッシュスタート式のスタートスイッチを押しエンジンスタート。

助手席に同乗した息子も、「かっちょえ~」との声。

我が家の車は昔ながらのキーシリンダー式なもので(汗)

 

屋外はすでに夕暮れで薄暗くなってからの試乗になってしまいました。

ホンダの新しくなったハイブリットシステムは、トヨタ同様にモーターのみの走行が可能となり、走り出しも静かです。

 

ディーラーを出て間もなく、いつも試乗で走らせていただいてる登り坂に到着。

ここで1500ccエンジン+モーターのパワーをチェック。

正直なところ、すごいパワフル!とは感じませんでしたが、それなりにある登り坂もストレス無く加速していけます。

このクラスの車なら必要十分なパワーですね。

運転した場所が市街地という事もあり、コーナリング性能までは試す事は出来ませんでしたが、コーナーワークでフラつく様な事はありません。

ただ乗り味に関してはしっかりとしているんですが、路面変化を捕らえやすい反面、段差などのゴツゴツ感を良く感じてしまうため、人によっては乗り心地が悪いと感じるかもしれません。

まぁ、この乗り味は私が以前乗ってた初代フィットに通ずる所もあり、ホンダ好きが喜ぶホンダらしい乗り味、という意味においては正解なのではと思います。

 

試乗から戻り、エンジンルームをチェック。

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トヨタのハイブリット車とは違い、見た目は普通のガソリンエンジンと何ら変わりません。

この辺がモーターが主張しているわけではなく、エンジンがあくまで主役であるホンダ流のこだわり、なのかもしれませんね。

 

 

 ハイブリット+SUV気になる使い勝手をチェック

ヴェゼルはスポーティな外観をまとってはいますが、カタログにもあるようにカテゴリーはSUVとして分類されています。

そうなるとやはり気になるのは使い勝手。

特に荷室はこういうタイプの車を選択する人にとっては気になるところです。

こちらが荷室の写真です。

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と言っておきながら、思いっきりピンボケしてますが(笑)

ピンボケ写真で申し訳ないですが、リアシートを倒せばフラットに近い広大な荷室空間が広がります。

これは今やホンダ車の代名詞と言える、センタータンクレイアウトのもたらすシートアレジがなせる業。

個人的にはこのセンタータンクレイアウト無くして、初代フィットの大ヒットからN-BOXへと続く、現在の国内におけるホンダ車の復権は有り得なかったとさえ思っているぐらいです。

特にハイブリット車は燃料タンクの他に、バッテリーユニットを搭載しなければいけない分、センターへとタンクを移動した強みが生かせるのではないのでしょうか。

 

 

雪国にはうれしいアノ装備も登場

それはもちろんいわずと知れた4WDです。

このヴェゼルには、ハイブリッドモデルでも4WDが選べるようになっています。

もちろん他社のハイブリッドの、エスティマやハリアー等ハイブリッドで4WDはあります。

しかし小型クラスでのハイブリット4WDはこの車がはじめてではないかなぁと記憶してます(間違ってたらゴメンナサイ)

さらにこの車の発売と合わせ、同様のシステムを持つフィットハイブリッドにも4WDが追加されるそうです。

これは本当に、雪国に住む私たちのような者にとっては本当に朗報ですよね。

こういったニッチな市場(日本全体で見ればですが・・)をちゃんと考えてもらった点は、これまでアメリカ市場ばかりに力を入れていたホンダが変わったな、という印象を大いに受けました。

 

最後に余談ですが、トヨタのアクアやプリウスは燃費がいいけど、4WDじゃ無いしなぁ、と二の足を踏んでいたユーザーさんの声をこれまでから多く聞いていました。

トヨタはあくまでアクアは2WDのみ。

それでも売れるのが天下のトヨタなのでしょう。

でも東北でアクアを生産し雪国の東北を応援する気持ちがあるなら、アクアにも4WDを設定すべきですよね?

 

 




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