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8月 052014
 

普通は夏の風物詩といえば、海や花火などですよね。

しかし我々のような自動車修理業にとって、夏の風物詩と言えばエアコン修理です。

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今年も本当に暑い夏となっていますが、今の時代クルマにエアコン装備は当たり前で、暑い夏も快適に過ごせるはず・・・

ですが、いざエアコンを使い始めると冷たい風が出ない!なんて事も。

自動車用エアコンは家庭用よりも振動や熱など、より過酷な条件で使用されます。

そのためガス漏れや、ドライフィルターの詰まり、またコンプレッサーの故障などさまざまなトラブルが起きやすいものです。

その中でも、もっとも多い原因はやはりエアコンガスの漏れですね。

 

エアコンが効かない、また効きが弱いという場合、まず先にチェックするのはエアコンガスの量です。

専用のガスゲージを使ってガス圧(量)を測定。

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赤いメーターの方が高圧回路のガス圧で、この写真では現在10kgf/cm2(1.0MPa)の表示。

こちらの車両エアコンの効きが弱いという事でガス圧を測定したのですが、やはりガスが少ないようです。

ではエアコンがちゃんと効く標準のガス圧は?と言えば、車によって違いはありますが、おおよそその時の外気温の1/2というのが目安です。

その日の外気温が約30度でしたので、その半分15kgf/cm2がエアコンガスの適正量の目安です。

ちなみに黄色いメーターは低圧回路で、こちらの高圧の約1/10が目安ですね。

 

ガスが少ないことが分かったので、エアコンガスをチャージ(補充)します。

ゲージ圧をチェックしながら低圧側よりガスを入れていきます。

適正量になったところでエアコンの効きをチェック。

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これで良く冷えるようになりました。

 

こちらの車の場合、完全にガスが抜けきっておらず200g程度の補充で済みました。

もしも完全に抜けきっている場合は、補充してもすぐに抜けてしまう場合もあり、その際は漏れている個所の修理が必要となります。

またガスはあっても効かないという場合にも、ゲージ圧を見ればガス回路の詰まりなど他の原因も判断出来ます。

 

皆さんもエアコンの効きが弱いなぁ、とお感じでしたら一度エアコンガスをチェックしてみてはいかがでしょうか?

☆エアコンガス補充1台3500円~

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